「残りの人生」は、オマケみたいなものだと思う
昨日、【検査結果】を聞きに病院へ行って来ましたが。
結果は「問題・再発無し、全くの健康」でした。
現代の医学では、「3年再発がなければ寛解になる」ようです。
5年と聞いた事がある人が多いと思いますが。
「3年経って再発がない人は、ほぼ100%に近い確率で5年経ってもない」という事から、こう言われているそうです。
※部位などによって異なるかもしれませんが。
ちなみに僕は、今回の検査で「3年経過しての再発無し」です。
一応、【寛解】を意味するようです。
ほとんど大丈夫であろうと言われている中で、結果を聞きに行ったのですが。それでも、安堵の気持ちは帰路で、徐々に強くなりました。
ちなみに僕は、今年で38歳になりました。
病気をしたのが35歳の時でしたが、その時は助からない可能性の方が圧倒的に高い(厳しい)と言われている状態でした。
また、所謂【アラフォー】になりましたが。
人生80年としても、大体折り返し地点に来た訳です。
「残りの人生は、おまけみたいなものだな」
そう、フツフツと思うんです。
■周りの人の話
この3年の間に、何人かの人が、同じ病気になって亡くなるところを見ています。
50代、60代の方もいれば。僕と同じ歳の人もいました。
今もなお、この病気と向き合っている同じ齢の女の子(友達の奥さん)もいます。
テレビの中でも、この3年間の間に、この病気に関連する色んな人のニュースを目にしました。
小林麻央さんは、僕と同じ年齢だったのですが。
亡くなられたのは、僕が抗がん剤治療中の時だったのは、よく覚えています。
そういった事を、ふと振り返っていると。
「僕の人生は、まだ続くんだ」と、何か不思議な気持ちにもなるのです。
■この先の生き方
そんなに鮮明なビジョンを持っている訳ではないのですが。
甘い事を言うと、「やっぱり誰かの為に人生使いたいな」と思うんです。
これから「家族を作って」とか「両親の為に」とか、そういうのではなく。
「もっと多くの人の為に」という意味です。
ただ、「講演会」をやったり「ボランティア」に参加したり、そういう事ではなくて。
もっとシンプルに、「僕と接してくれた人が、少しだけ元気になる」程度の事を、少しでも多くの人にできたら良いなと思っています。
このブログも、そうなれば良いなと思って書いているのですが。
果たして、どこまで意味を為しているのか(笑)
とにかく、僕は「残りの人生を、オマケみたいなもの」のように感じるので。
「オマケなら、少しくらい誰かの役に立てれば良いんじゃないか」
黒澤映画の中で、ブランコに乗っていた志村喬さんのように。
そう思っているのです。