ジョンさんに学ぶ【食事療法】
以前、ご紹介した「生還者100人の体験を綴った本」の中に、ジョンさんという方のお話があります。
このジョンさんの【食事療法】には、学ぶべき点があると思いましたので、これをご紹介します。
■ ジョンさんの【前立腺がん】
ジョンさんは、50歳の時に【前立腺がん】と診断されます。
手術によって「前立腺がん：全摘出」するも、その6年後【PSAの数値】が上昇し、再び本格的な【がん治療】が始まりました。
しかし、思うような効果が得られず、ジョンさんは「死を覚悟」します。
■ １冊の本との出会い：【食事療法】の開始
「前立腺がんの患者が、どのような最後を迎えるのか？」を調べる為に、本屋に向かいました。
そこで出会ったのは、【食事療法に関する本】でした。
これをきっかけに、【食事療法】を開始します。
■ 【がんに良いとされる食べ物】と【自分の身体の反応】
ジョンさんは、多くの【がんに良いとされる食べ物】を口にするようになります。しかし、次のような物がある事に気づかされます。
・PSAを下げてくれる食べ物
・PSAを上げてしまう食べ物
つまり、【がんに良いとされる食べ物】すべてが、自分の身体にプラスになっていた訳ではなく、悪化させてしまう物まであったのです。
ジョンさんは、「食べた物」と「PSAの数値」を、記録する事にしました。
このようにして、【ジョンさん：オリジナルレシピ】を作り上げていったのです。
■【食事療法】以外の対策
ジョンさんは、以下の対策も行いました。
・毎日の「運動」（病気以前は週２〜３日だった）
・自分で選んだ「サプリ・ハーブティー」を飲む
・時々「鍼治療」を受ける
これらの効果も重なり、ジョンさんは、癌に打ち勝つ事ができました！
■ジョンさんの【生きる意味】
ジョンさんの行っている【食事療法】は、簡単なものではありません。
「食べる物・食べる量」が、かなり制限される事になるからです。
これによって、ストレスを感じることも、少なくないと言います。
そんな彼を強くしたのが、【恋人の存在】です。
「恋人」が彼にとっての「生きる意味」となり、それが「辛いがん対策」を、継続させる力になったのです。
■まとめとして
このお話には、「大切なこと」が２つあると思います。
・「得た情報」を、そのまま続けなかったこと
（工夫があったこと）
・「生き甲斐」を持っていたこと
もし、ジョンさんが「がんに良いとされる食べ物」を、疑いもせずにそのまま食べ続けていたら、がんに打ち勝つことができなかったかもしれません。
もし、「生き甲斐」を持てなかったら、途中で挫けていたかもしれません。
このような「大切なこと」を、ジョンさんの体験から、学びとることができるのではないでしょうか？
