【食事改善】のポイント
前回の「ジョンさんの話」に引き続き、【食事改善】のお話をしていきます。
【末期がんから、奇跡的に生還した100人の体験】を見ていくと、全員が「何かしらの食事改善を行なっている」ことがわかりました。
ただし、彼らは皆、「自分の方法」を見つけて実践しているのも、共通しています。
そこで今回は、「自分なりの食事改善」をする為の【考え方】のようなお話を差し上げます。
■ 「通常医療」での治療をどうするか?
「食事の改善」をするにあたって、まず考えるべき事は、「通常医療での治療」を、続けながら改善するのかどうか?です。
「通常医療」をするのか? 否か?
非常に大きな分岐点になります。
〜「通常医療」を行う場合 〜
一般的に言われるような、「本格的な食事療法」は、まず出来ません。
「食べる物・食べる量」の制限が、非常に強いからです。
【抗がん剤】などの治療と併用して行うのは、非常に危険なので、オススメ出来ません…
「食べる物・食べる量」の制限が強い【本格的な食事療法】は、「通常医療での治療」が難しい方などにとって、1つの選択肢としてあるべきだと思います。
■ 「通常医療での治療」をしながら、改善したい方へ
今回は、「通常医療での治療中」の方へお話します。
まずは、「病気以前の食生活を、振り返る」ところから始めてみて下さい。
すると、改善すべきものが、見えてくると思います。
まず上記のような、「誰にでもわかる悪習慣」は、改善してあげると、良いと思います。
次は、「自分の悪い身体の部分に、負担のかかる食べ物」を、食べ過ぎていなかった?かを、振り返ってみて下さい。
例えば、「肉食類」は「胃」に大きな負担がかかります。
「油類(脂質)」は「大腸・肝臓」に大きな負担がかかります。
このように、過去の自分の食生活を振り返えるところから始めると、改善すべきものが、いくつか見えてくると思います。
■ 「栄養学」を学ぼう!
「栄養学」についても、基本的な事は勉強された方が良いと思います。
方法は異なりますが、生還者の殆どの方は、「栄養学」について熱心に勉強されています。
「人間の身体に必要な、根本的な栄養素を知ること」が、非常に重要だからです。
これによって、自分の取るべき手段の判断力が違ってきます。
また、食事はなんといってもバランスが重要なので、「がんに良いとされる食材」でも、日々の食事の中に、バランスよく取り入れる事が重要です。
「食事のバランスを取ること」が苦手という方には、【和食】にされてみる事をオススメします。
これまでの動画でも話してきた内容ですが、【和食】は「日本人の臓器」に優しく、それでいて「必要十分な栄養」が含まれているからです。
【和食】中心の献立で調整して頂き、慣れてきたところから、「がんに良いとされる食材」を試していく、という手順が良いと思います。
■ 「自分に合う食べ物」を、検証してね
「ジョンさんのお話」でも言いましたが、「がんに良いとされる食材」でも、人によっては、病気を悪化させてしまう物があります。
※ ジョンさんの場合、PSAを下げる物・上げる物がありました。
ジョンさんの場合は、「食べたもの」と「PSA数値の変化」を、自分で記録し、自分なりのレシピを作り上げました。
全く同じような事は難しいかもしれませんが、「検査結果」や「体感できる体調の変化」などから、「自分に合う食べ物」かを、検証していく事も大切なように思います。
■ まとめとして
今回差し上げたお話は、こうなります。
・「病気以前の食生活」を振り返る
・「悪い習慣」を改善する
・「該当する臓器に負担のかかる食べ物」は控える
・「栄養学」を学ぶ
・「自分に合う食べ物」かを検証していく
一度に行おうとすると難しいかもしれませんので、上から順番に行ってみると、良いと思います。