【食事改善:負担を減らす考え方】
今回は【食事改善】についてお話します。
【対がんとしての食事】には、様々な考え方があり、正解はないと思います。
その為、今回お話する内容は、あくまで私個人の考え方になるので、その上でご参考にされてください。
私ががんに罹患したばかりの頃は、【食事改善】にすごく気を使いました(^^;
人伝手に聞いたり、インタネットや本で調べたりして、「がんに良いとされる食べ物」を、熱心に調べました。
「がんに良いとされる食べ物」は、できるだけ毎日食べようと努めて。
「がんに悪いとされる食べ物」は、一切口にしないようにしました。
そのような【食生活】を、1年ほど続けました。
ある日、友人と「食事の話」になった時のことですが。
私が「この食べ物が良いんだよ」と話したところ。
彼は「あれ?それって良くないって聞いたことが…」と言ったのです。
気になったので、後日そのことについて調べてみると。
確かに「がんへの悪影響」について書かれているものを見つけました。
この時はじめて、「どんな物も、食べ過ぎると悪影響になること」を知ったのです。
「食べ過ぎなければ良いだけだよね?」
そのようにも思いました。
しかし、病院で処方される「薬」には、お医者さんが「適量」を教えてくれますが、「食事の適量」は、誰も教えてくれません。
「食べ過ぎかどうか」を自分で判断するのは、「薬の量」を自分で決めるようなものだと思って、危険なような気がしたのです。
そうして【食生活の改善】を始めてから1年くらい経ったタイミングで、再び【食生活】について考え直すことにしました(^^;
後に辿り着いたのが、「負担を減らす食生活」という考え方でした。
この考え方について、説明をしていきます。
この病気は、「どこかしらの箇所に、がん細胞(悪性腫瘍)ができるところ」から始まります。
そして、「がん細胞」というのは、10年以上かかって大きくなっています。
つまり、その「どこかしらの箇所(原発巣)」は、10年以上負担がかかっていた可能性があると考えたのです。
「これ以上、腫瘍ができた箇所に負担をかけないようにする」
と考えた方が、リスクなく効果的と思いました。
<例1:肝臓の場合>
【アルコール類・脂肪・糖質・加工肉】などを食べ過ぎると、肝臓の負担を大きくします。
それなら、これらを食べる量を、減らしてあげれば良いのです。
<例2:大腸の場合>
【脂肪(揚げ物 含む)・肉類・加工肉】などを食べ過ぎると、大腸の負担を大きくします。
やはり、これらを食べる量を、減らしてあげれば良いと思います。
以前から私が【和食中心の食生活】をオススメする理由は、この考え方から来ているものです。
日本人にとっての和食は、【消化器系:臓器】に最も負担の少ない食事と言われております。
「エネルギー化の効率が良い=余計なものを体内に残さない」ということです。
その為、「和食+腹八分目」が、最も良い食事改善だと思ったのです。
しかし、最初にも言ったように、【食事改善】に対する考え方には様々なものがあり、正解もありません。
あくまでもそのような前提で、参考にしていただくと良いのかなと思います。