【サプリ・健康食品】の試し方
今回は【サプリ・健康食品】について書こうと思います。
いつもは「動画」を作った後で「ブログ」を書いているのですが。
今回の内容は、「ブログ」の方が纏まりが良さそうだと思ったので、まずは「ブログ」のみで発信しようと思います。
今や当たり前にもなりましたが
「がんの対策」の1つとして【健康食品・サプリ】を取り入れる人が増えています。
少し前の時代であれば、「怪しい、いかがわしい」という風潮がありましたが。そんなことを言うのは、私は時代遅れだと思います。
しかし、元々「サプリ大国」であるアメリカと違い、日本に【サプリ・健康食品】が馴染み出したのは、この数年です。
その為、日本には【サプリ・健康食品】の意味合いを、しっかり理解していない人が多いようにも感じます。
【サプリ・健康食品】は「栄養補助食品」です。
このことを頭に入れておくことが、【サプリ・健康食品】を選ぶ上で、最も重要です。
これを度外視している人が、よく陥る選び方がこれです。
「効果があると聞いたから、試しに飲んでみる」
非常に危険な考え方です。
全ての「食べ物(栄養素)」は、摂り過ぎると、身体に悪影響を及ぼすからです。
つい数ヶ月前の、私に起こった出来事を例に挙げてみます。
2〜3ヶ月前のことになりますが
「ラーメン」を食べる際に、「刻みニンニク」を少し多めに入れました。
ご存知の方も多いと思いますが
【ニンニク】は「がんに良い食べ物」として、最も知られている食材です。
その時は、かなりお腹が空いていたこともあり、少し多めに入れたのです(さじ加減は、適当でしたが 笑)。
「食べた当時の夜〜翌日」まで、信じられないほどの腹痛に襲われました(笑)
後で調べてみると、「ニンニクの食べ過ぎ」って、すごく危険だということがわかりました。
これは極端な例になりますが
つまりは、「栄養はバランスが命」です。
しかし、「がんに良いサプリ・健康食品」と聞いて、毎日それを飲んだらどうなるでしょうか?
→ 何も考えずに【サプリ・健康食品】を摂取
→ 「栄養バランス」は当然崩れる
→ 身体に悪影響が・・・
このような危険性があります。
と、ここまでは、今までもお話してきた内容ですが、ここからが本題です。
そもそも、「がんに良い」と言われる【サプリ・健康食品】は、なぜそのように言われているのか?
このことについてから考えて欲しいのですが、これの答えは非常にシンプルです。
<2つの答え>
・(がんの)病状が良くなった事例が複数あるから
・(がんと)闘うにあたって、必要で不足しがちな栄養素があるから
→ ズバリ、この2つだと思って間違いないです。
そして、この2つは見逃してはならないポイントです。
何かしらの【サプリ・健康食品】を試す場合は、このことを考慮しなければならないと思っています。
・(がんの)病状が良くなった事例が複数ある
→ まずは、このことについてから考えてみますが。
これはシンプルに、「良い事例があるのなら、試してみる価値はある」と、考えて良いと思います。
ただし、忘れてはならないのがリスクです。
先ほども言ったように「栄養素」はバランスが全てなので、それを崩してしまっては本末転倒です。
身体を良くする筈が、反対に悪くなってしまいます・・・
しかし、「がんと闘うのに必要な栄養素」って、食事だけでは不十分なものが多いのも事実です。
代表的なものが、「ミネラル」です。
「ミネラル」は、海藻類に豊富に含まれているものですが、通常の食事では、実に不十分になります。
その為、【フコイダン】などの【健康食品】から摂取することで、「病状」が良くなることがあったとしても、おかしいことではないのです。
ただし、問題はやはり「バランス」です。
これも以前からお話していますが。
【フコイダン】も、過剰摂取を長期間続けると、「がんの罹患率」を上げてしまうデータがあります。
例えば【薬】であれば、お医者さんが「適切な量」を処方してくれます。
しかし、【食べ物・サプリ・健康食品】には、そのように「処方してくれる人」はいません。
がんに良いとされる【サプリ・健康食品】を、疑いもせずに毎日食べる行為は、処方されていない【薬】を、毎日自分の判断で摂取しているのと同じことです。
このように聞けば、どんなに怖いことはわかりますね。
では、どうすれば良いのでしょうか?
結論を言えば。
「検査結果」などを確認しながら、身体の変化を注意を払い、自分自身で量を決めていかなければならないのです。
先ほどは、「毎日・過剰摂取を続けること」の危険性についてお話しましたが。
とは言え、摂取し始めてから「1週間後〜2週間後」など、すぐに悪影響がある訳ではありません。
これは、最近調べてわかったことですが。
【フコイダン】などを使用して、「食事療法を指導する病院」の場合、大体1ヶ月ごとに「継続の有無」を決めているそうです。
つまり、【薬】と同じように【食べ物・健康食品】も、お医者さんが処方しています。
しかし、そのような病院にには、行かない人の方が多いと思います。
そうすると、自分自身で1ヶ月毎に、【サプリ・健康食品】を続けるか否か判断を、しなければなりません。
少し大変なように思えるかもしれませんが、シンプルに考えれば良いと思います。
<継続の有無を決めるポイント>
・「腫瘍の大きさの変化・転移の有無」を見ていく
・「腫瘍マーカー:数値」の変化を見ていく
これらは、特別な方法を行ってなくても、見ていく内容です。
「悪い方に変化したタイミング」があったら、試していた【サプリ・健康食品】の継続を止める検討しても良い、ということだと思います。
【サプリ・健康食品】の場合、確かに「リスク」も存在する方法になりますが。
だからと言って、何もしなければ、どんどん悪い方に進んで行く可能性もあります。
それであれば、細心の注意を払いながら、何かしらの【サプリ・健康食品】を試してみるというのは、選択肢としてあっても良いと思います。