『シャーロック・ホームズ』を読んで
最近は、コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』を読んでいるのですが。
「1880〜1890年のロンドン」が舞台となっているせいか、少し驚く描写があります(^^;
■ ホームズの楽器
ホームズには「バイオリンを弾く趣味」があります。
決して裕福ではない、彼の使うこのバイオリンは、なんと【ストラディヴァリウス】です。
今では「億超え」はくだらないこの代物を、たったの「55シリング(5〜6万円)」で買ったという台詞があります。
当時のイギリスで、どの程度の相場だったのかはわかりませんが。
「物の価値なんて、わからないなぁ」と、心の中で呟きました。
■ 事件がない日は…
ホームズは【事件(犯罪)】が大好きです。
「奇妙な事件」には、喜んで身を投じます。
しかし、何の事件も起こらない「平和な日々(彼にとっては退屈な日々)」には、彼はあることを行います。
【コカインの摂取】です。
退屈な日々を紛らすために、コカインでハイになるのだそうです。。。
「えぇ〜!?」ってなりますよね (^^;
別の作家が書いた物には、「モリアーティは、コカイン中毒者のホームズの妄想が作り出した犯罪者だった」という物語まであるそうです。
作者のドイルが「コカイン常習者だったという説」もあるようですが。
ウィリアム・パロウズや坂口安吾のような作家がいたことを考慮すれば、あり得ないことではないと思います。
当時のイギリスでは、コカインが合法だったのかどうかは知りませんが、昔の【小説・映画】は、「時代背景やその国の文化」を知らないとわからないことが多いですねw
しかし、『シャーロック・ホームズ』の物語は、そのような予習無しでも楽しめるので、多少の驚きはあるものの、「娯楽作品」として優れているように思います♪