【がん・炭水化物】〜実は関係なかった!?〜
ここ数年の間で、「炭水化物=がん細胞の食事=がんの進行を早める」という考え方が広がりました。
しかし、実は「炭水化物・がん」の間には、関連性がなかったという話をしたいと思います。
ちなみに、「大幅な糖質制限」を土台とした【食事療法】がありますが。
この【食事療法】には、化学的な根拠がありません。その為、医療関係者の間でも、賛否が分かれるものだったりします。
私の考えは、双方の意見も理解しているものでしたが、数日前に、気になる「研究結果」を見つけたのです。
それが、こちらです。
■ 国立がん研究センター:米飯摂取と大腸がんの関連性
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3439.html
ここで書かれている内容は、以下のように、大規模な研究の結果になります。
〜研究の規模〜
・対象者 :7万3千人以上(全て日本人)
・対象年齢:45〜74歳
・対象期間:11年間
このように大規模なもので、しかも【国立がん研究センター】によって発信されいる研究です。
【国立がん研究センター】まで大きな機関になると、迂闊な情報の発信はできない筈なので、ここで書かれている内容は、大きな意味があると思いました。
研究結果の1つが、こちらです。
【米飯摂取・大腸がん】の、関連性は無し
もう1つの研究結果が、こちらです。
【炭水化物・大腸がん】の、関連性は無し
さらに、これは「別のがん専門病院」による情報ですが、このように書かれています。
【糖質制限】を行なっても、一定量の「ブドウ糖」は、「がん細胞」へ供給されてしまう。
この内容を、先ほど「研究結果」と重ねて見ると、腑に落ちるように思いました。
とは言え、【糖質制限を土台とした食事療法】から、生還できた人が存在するもの事実です。
「治療方法が断たれてしまっている人」もいることを考えると、100%批判する方法ではないとも思います。
私が違和感を感じるのは。
「がんだから、こういう食事にする」という考え方です。
私にもどうも、「基本的に健康な食生活」 ➡︎ 「がんの良い食事」という言葉に、すり換えているだけのように思えます。
色々な言葉に惑わされるのではなく、「基本的に健康な食生活」に立ち帰ることが、最も大切なことのように思います。