【エビデンス】って、重要?
今回は、【エビデンス】のお話です。
「がんの対策」には、【通常医療】と【代替療法】があります。
【通常医療】は、【厚労省】の認可がおりているため。
その時点で、十分な【エビデンス】があることが想像できるので、【エビデンス】を気にする人はいないと思います。
私の考えですが
これにあたって考えて欲しいのは
【西洋医学=通常医療】です。
このことを踏まえて、次のことをご覧ください。
〜【西洋医学】の特徴〜
・「薬品・外科手術」などを用いる
・「悪い箇所」を直接叩く医療行為
・「即効性」があり「有効性」も高い
・「安全面(副作用)」には注意が必要
【西洋医学】の場合
「誰であっても一定の効果を得られやすい」という特徴があります。
→ 「他の人に効果があったのなら、自分にも効果がある可能性が高い」と、考えることができるのです。
→ 【エビデンス】の有効性は、高いと言えます。
このことを踏まえて、次のことをご覧ください。
〜【東洋医学】の特徴〜
・「身体の治癒力」を高めることが目的
・「完治後」の経過が良い
・「副作用」などの心配が少ない
・「即効性」がない
・「有効性」も低い(西洋医学と比較して)
【代替医療】の基本は、「身体の治癒力」を高めることを目的としています。
これを逆算的に見ていくと、こうなります。
・「身体の治癒力」を高めることが目的
→ 「心・身体」が、正常な循環をしていることが重要
→ 「全ての生活習慣」において、バランスが重要
→ 「バランスを崩す原因(箇所)」は、人によって大きく違う
→ 「有効な方法」は、人によって大きく異なる
【東洋医学】は
「有効な方法(正すべきもの)」が、人によって大きく異なります。
→ 「他の人に効果があっても、自分にも当てはまる訳ではありません」
→ 【エビデンス】の有効性が、低いと言えます。
【フコイダン(健康食品)】を、例に見てみます。
まず、【フコイダン】も、「がんに良い」とされる【エビデンス】が多く残っている「健康食品」です。
【フコイダン】に効果が出る理由は、「罹患者」の多くが「ミネラル不足」だからです。
【ミネラル】は、「がんと戦う上で重要な栄養素」のため、適切な量を摂取することは大切です。
しかし、「酵素液」などでしっかり【ミネラル】を摂取していた人でも、がんに罹患する人はいます。
そのような人に【フコイダン】は、有効性が低いです。
身体に悪影響の可能性まであります。
→ 「フコイダンが、がんに良い」という【エビデンス】は、このような人には不要なものだと言えます。
しかし、【エビデンス】から、このように考えることはできます。
・【フコイダン】が、有効である
→ 罹患者には「ミネラル不足」の人が多い
→「自分はどうであるか?」を、振り返ることができる
【代替療法】における【エビデンス】の意義を、私はこのように考えます。
・自分にとって有効かどうかの「指標」とすることは難しい
・「がんの罹患者」が、どのような課題を抱えているかの「傾向」を知ることはできる
【代替療法】において「自分なりの方法」を模索する際に、最も大切なのは。
「今までの自分の生活で、改善すべきものは何か?」
これを考えることです。
多くの方法の【エビデンス】を知ることは、この「改善すべきもの」が、見えてきやすくなると思います。
【代替療法】における【エビデンス】は、このように活用すべきなのかなと、私は思います。